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べとなむ雑貨担当


by yopikoy
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読書週間

読書週間_a0088896_1944859.jpg最近珍しく本を読んでいます。
『山崎 豊子著 沈まぬ太陽
この『山崎 豊子』さんの他の著書には『白い巨塔』『大地の子』等があり、今現在ドラマ化されている『華麗なる一族』があります。
いつも行く『美容室 PRIMP』の店主ゆうこちゃんが、「すごくお薦めの本があって、読み終わったら貸してあげるよ」と言ってくれ、本が回ってきました。
まずは長女が読み、次に私・・・旦那。家中で無言で読みふけている。

話は日航(JAL)の内部告発本・・・と言っていいのかな・・。
前半は労働組合を立ち上げた男が労働条件を良くする為に会社側と戦い 日航ストを決行し、その結果 十数年間のアジアやアフリカへの僻地左遷に耐える話。中盤は、御巣鷹山で日航機墜落事故が起き、その凄惨さや遺族の苦しみ悲しみ、非情な会社の対応を生々しく書かれている。そして4・5巻へ・・・。

この本を読み始めてから、ずっと父の事を考えていました。
父はバス会社に勤務していて、春闘のスト会議の時にはいつも新聞やニュースに会議中の横顔が映され、ちょっと幼かった私は「お父さんだ~お父さんがTVに出てるよ~」なんて騒いでいました。
亡くなってからは家庭の中の父を想っていたけれど、仕事人としての父を遠い記憶をつぎはぎしながら思い出し、父に対して理解が薄かった高校生の頃の自分に今更ながら後悔してしまったりして・・・。
先日迎えた父の25年目の命日、今までで一番鮮明で哀しい命日だったような気がします。
不思議なものです。
一冊の本との出会いが、何十年も前に時間を戻され、大事な人を今以上に理解させ大事に思わせてくれたんだなぁ~とちょっと思ったりして・・・。
今年の春は早いのかなぁ~。
by yopikoy | 2007-02-13 20:03 | 映画